rib / residence 2010
南側隣地が片廊下型アパートに面する敷地が今回の計画地。そのアパートの屋外通路からの視線を遮りつつ、どのように外部を取り込むか、またコストパフォーマンスを如何にして高めるかが今回のテーマである。まず、生活する上での必要諸室を動線上計画。クライアントの家族に祖母がいるため水周りや和室、彼女の寝室は1階に。クライアントとお子さんの部屋は2階に配置。ここで3つのvoidを用意する。建物の南北にそれぞれ外部void。これらは採光の入射、反射。風の吹き溜まり。プライベートガーデンと空。内部と密に繋がる中庭、テラス。隣地関係との緩衝材になりつつ、外部を最大限取り込む機能的な諸室になる。建物中心には階段室を利用した内部void。このvoidに近づくことで家族はお互いを確認することを可能にし、離れることで個々のプライベートを確立できるように計画した。それぞれvoidには2つずつ開口を設け、取り込まれる外部や家族コミュニケーションを加速させる。リズミカル且つ流動的に繋がれていくことで、物理的な床で区切られた上下階の空間ではない関係性と距離によるそれぞれの階の関係性を可能にした。
木造2階建住宅 / 敷地面積:388.40㎡ / 建築面積:87.76㎡ / 延床面積:87.76㎡