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[ STAFF'S VOICE ]
最近「数字のチカラ」をよく考えさせられます。
1、2、3、4、5、6、7、8、9、0という算用数字は、
日常的にはお金や、日付、時間といったように量や長さなどを決定付け、
他の言語とはまったく異なる絶対的な印象を与えます。そして、そんな力を持っています。
毎日使っているものなのに、数字のことをどれくらい考えたことがあるでしょうか?
私たちが携わるものづくりでは、毎日がこの数字に左右されているわけです。
部屋の広さや高さ、様々な部位の寸法、技術的に決められた基準値、建築基準法の数値やコスト・・・
書き切れないほど。
完成した建築物では、そんなことは全く感じないかもしれないですが、
肌理細やかな数字との付き合いが生んだモノなのです。
その一方、それを必要としないものづくりの世界に目が奪われこともあります。
キャンパスの設定も自由な絵画や、手の感覚で作り上げる陶芸などです。
数値で表せるかもしれないですが、それを持たずとも確固たる意義を果たしカタチを成しています。
一枚の絵画が、人をあれほどまで惹き付けるのはなぜでしょうか?
私たちの建築の出発点は、これらの世界と同じように数字に囚われないスケッチです。
建設に関わるすべての人にそのカタチを伝えるために必要不可欠なものですが、
数字を使ったとたんに、本来のイキイキとした建築が遠ざかっていく気がします。
それは私たちが、目に見えるモノ(床・壁・天井など)で建築を捉えていないからです。
関係性を導いていく「しくみ」として捉えているからです。
今日に至るまで、建築に採用されてきた基本的なモジュール(構成寸法)がありますが、
関係性を数字で表さないように、建築はそれに左右されない、
もっと自由で可能性が広がるものではないでしょうか?
住宅という最も個性が表れるはず(べき)最小単位の建築形態は、
進化していくのではないでしょうか?
毎日の自分のmemoからの抜粋でした。
次も独り言のような考えがまとまった時に。
門脇 博人