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[ COLUMN ]
最近読んだ本の中で芸術作品についてうまい言い回しがあったのでそれを紹介します。
『問題:芸術は抱え込むべき宝なのか、
絶えず変形し続けるべき新鮮な思考なのか』
~セシル・バルモンド(構造家)~

わかりやすくて、うまい。
ここから自分の解説。
【間違った価値観/ケース1】
「芸術品(もの)を見る」というのは「有名人」や「高級車、宝石」を見るのとは異なる。
※芸術品が良いという意味ではない
正確には見るときの「思考の使い方」が異なる。
【間違った価値観/ケース2】
有名な絵画≠自分にとって価値があるもの
高値がついた絵画≠価格以外の評価が高い、優れた作品
「ものの価値」はそういった部分で判断できない。
【間違った価値観/ケース3】
美術館の真白で天井が高くていかにも知的な「におい」のしそうな空間
そこに、小さくぽつんと置かれた芸術作品
それを見ている自分
それらに酔って芸術を堪能したと勘違いしてはいけない。
【まとめ】
芸術作品の見方を知らなければ本来のそれらの楽しみ方を理解できないときがある。
それは様式がどうとか学術的にどうとかということではななく、
作品(もの)とひとが向き合うとはどういうことなのかを知るということである。
芸術作品を見た人、感じた人の思考が
今までの経験に無く創造的に広がっていくとき(自分でそう仕向けたとき)に
それが「芸術と呼ばれる状態」に触れる。
それらの経験はものに対する思考を深くし、自分の視界を作り直し、新しい世界観を広げる。
芸術作品やものと対峙することは自分自身が成長するきっかけである。
ものの見方を変えると人は大きく変わる。
芸術作品に限ったことではないが、そのことに気づくと人はもっと豊かになる。
佐々木勝敏