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今回の敷地には新社屋以外に
「8.9台分の駐車場」「荷物倉庫」「増築スペース」「ローコスト」が要望として挙げられていました。
それらの兼ね合いを考えながら最終的な建築のプロポーションを
イメージしながら数学の答えを導くように検討を重ねます。
ここでいつも通り懸案事項となるのがコスト。
上記の前3項目は納まる方法がいくつかありました。
その場合、建物は直方体で検討していました。
直方体でローコストというと、建築やっている人ならすぐイメージがつくと思いますが
平面・仕上げ・断面・立面はだいたい決まってきます。
そのオーソドックスな作り方がもっとも安価なのは目に見えています。
そんなことはうちの社長が一番よく知っています。
そのままいったらこの計画は台無しです。
いろんな意味で意味が無いです。
だからローコスト石鹸箱事務所にならないように上記の4つのものに解釈を加えた
計画を作ります。
必要な面積は決まっています。
駐車台数や倉庫による必要なスペースも決まっています。
増築するスペースも確保しておきます。
その敷地の残りに建物を配置してプロポーションを決定する。
すると、この敷地からこんな形が浮かんできました。

上図でお分かりのように路地状敷地の通路部分に細長く建物を配置します。
全長27m、幅3.4m、高さ3.4mのT型チューブのヴォリュームとなりました。
これなら歩行者からの視界にも入りやすくなります。
(敷地奥に建てるとだれも建物に気づかない淋しい結果になったと思います)
そして、前面道路から見るとこう見えます。

今回も特別なことはなにもしてません。
ただ今回は計画内容に敷地条件というプロセスを入れただけです。
恣意的に偏らずかつ恣意的に作る。
私を出さず結果、私が作る。
問題(計算式)を自分で立てておいて、それを自分の解釈で解く。
そのときに要望とコスト、施主のイメージを頭の中に入れておく。
いつもの考え方と基本は同じですが今回はこの形になりました。
今回の計画も社長の一発ゴーサインがでたのでホッとして次の実施図面に移ります。
次回は建物の中に入って、平面をご説明します。
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